ラックとアクセサリ
各種アクセサリで、基本システムの機能を拡張できます。
チェンジラック
アクセサリ
スタイラスとプローブの交換について
一般的な工場では、多種多様なパーツを測定する必要があるため、汎用的な測定方法が求められます。1 種類のセンサーとスタイラスの構成だけでは不十分なことがほとんどです。
この場合、センサーを替えた方が良いのでしょうか、それともスタイラスを変更するべきでしょうか?
スタイラスの交換
シンプルなパーツを測定する場合以外で、長いスタイラスや複雑な構成のスタイラス、または異なる先端形状のスタイラス (球、ディスク、シリンダ等) を使用して形状にアクセスする場合は、測定項目に合わせてスタイラスを交換する必要があります。
スタイラスはねじ込みによる手動交換もできますが、その場合は、再キャリブレーションが必要です。現在では、スタイラスを高い繰り返し精度で自動交換するプローブシステムがあるため、手作業の介入を低減し再キャリブレーションの必要がなくなっています。
プローブ自動交換システム
スキャニングセンサーは、スキャニング測定だけでなくポイント測定も可能であるため、汎用性が非常に優れたセンサーです。しかし、柔らかい材質の測定等、特殊な材質の測定には適しておらず、このようなワークでは非接触式センサーが最適です。
このように、1 個のセンサーであらゆるワークの測定ができるわけではありません。測定対象によってセンサーを使い分ける場合は、センサー交換システムが不可欠です。
センサー交換では、使用するプローブヘッドまたは三次元測定機主軸と、プローブの間で、繰り返し再現性の高いジョイント構造が必要になります。さらに、使用していないセンサーを格納しておく必要もあります。
MRS モジュララックシステム
多くの測定では、スタイラス交換およびセンサー交換の両方が求められます。この両者を実現することにより、各測定で常に最適なセンサーやスタイラスの使用が可能となり、測定のサイクルタイムを短縮すると同時に、測定精度を向上できます。
検査プロセスを刷新
現状のプローブ測定システムをアップグレードすることで、短時間でコストを削減可能です。