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ラマンソフトウェア: 制御

装置の制御

第一に、WiRE™ はユーザーとラマン分光装置間のコミュニケーションインターフェースです。レニショーのラマンシステムの高度なオートメーション機能を生かして、実験を迅速かつ簡単に構成してください。

WiRE:

  • 装置起動中にモータリファレンスを自動で実行し、適切な位置に配置
  • 装置の構成を変更する際に、アライメントされた位置に主要光学部品を移動。手動によるコンポーネントのアライメントは不要です
  • 高精度運転中 (SynchroScan でのスペクトル取得や StreamLine での高速ケミカルイメージ生成など) に、メカニカルコンポーネントとエレクトロニクスを同期
  • 装置のヘルスチェックとキャリブレーションを実施

サンプルの観察

WiRE ではビデオカメラとマッピングステージを制御して、サンプルを拡大表示できます。

  • 反射または透過した白色光から白色光イメージを自動取得。取得したイメージはスペクトルデータと一緒に保存しておくことができます。
  • WiRE の白色光モンタージュ作成機能 (タイリング) を使用して広い領域にわたる高分解能の白色光イメージを作成

データの収集

WiRE でデータ収集の主要パラメータを素早く定義および最適化できます。データを素早く取得して貴重な装置の使用時間を節約できます。

  • シンプルなテンプレートからレーザー、グレーティング、検出器モードを選択
  • 次のような測定を簡単設定
    • サンプル上の複数の離れたポイント (一次元マルチファイル)
    • リニアプロファイリング (一次元マルチファイル: 時系列、温度、距離など)
    • 高速空間エリア分析 (二次元マルチファイル)
    • 完全なサンプルボリューム
  • 必要性に応じた量のデータを収集。必要に応じて、1 点のデータセットに 5000 万以上のスペクトルを収集できます。
  • 装置と測定のパラメータはすべてデータと一緒に保存されるため、メモは不要です。
  • 使用すべき正確な測定条件がわからない場合があります。手動で 1 回ずつ試すのではなく、WiRE のキューイング機能を使用できます。すべての測定を一度に設定して、WiRE で自動実行させることができます。

WiRE のその他の機能

  • ラインフォーカス照射モードを自動選択して低いレーザーパワー密度を使用し、サンプルの損傷を抑制
  • 再現性の高い自動出力制御オプションにより、目的のレーザーパワーレベルを選択
  • さまざまなフォーカス保持方式で、完璧なフォーカスを維持。表面が平らでないサンプルや、フォーカスが外れていくサンプル (温度制御セル内でサンプルの状態が変化する場合など) を研究する場合に、これらの機能を使用します。

WiRE に関する詳細:

  • ラマンシステムの制御
  • ラマンデータの解析
  • 要件の変化に応じて拡張が可能