ラマンソフトウェア: 分析
データ処理と分析
WiRE™ はラマン分光専用のソフトウェアパッケージです。経験豊富なラマンユーザーによって設計されています。そのため、ラマンデータから必要な情報を取得するために必要な特殊ツールが搭載されています。
- データを処理して、分析中に最も正確かつ象徴的な情報を取得
- ラマンデータを分析して、その中に含まれる豊富な情報を抽出
WiRE の主要機能
単一スペクトルとマルチファイル用の各種処理:
- 蛍光バックグラウンドの除去 (特許取得の Intelligent Fitting ベースライン補正を含む)
- 基板と溶媒に起因するスペクトル形状の補正
- 宇宙線除去 (自動最近傍オプションを含む)
- ノイズの除去と低減 (自動 PCA ノイズ除去など)
単一スペクトル用の各種分析:
- スペクトルの同定 (充実したデータベースから選択またはユーザー自身で作成)
- バンドパラメータ (位置、幅および面積など材料特性を解明するためのパラメータ) の正確な出力
マルチファイルとラマンイメージ用の各種単変量およびケモメトリクス分析:
- 教師あり分析と PCA などの教師なし分析を選択して既知および未知の種の分布位置の確認
- Empty modelling™ とデータベース検索を組み合わせることで未知のものを同定
- 混合比の定量化
- 正確な理論バンドのフィッティング (カーブフィット) または参照スペクトル (DCLS) による材料特性の変化の把握
- ラマンイメージからドメインサイズと分布を分析
イメージ: ノイズフィルタを示す WiRE ソフトウェアのスクリーンショット
データの外部利用
WiRE からスペクトルやイメージなどの結果を他のアプリケーションにエクスポートして、レポートや科学論文などに使用できます。
- WiRE のカスタムラベル機能により、プリントアウト時に表示したいパラメータを選択
- そのままの分解能でイメージをエクスポート - スクリーンの解像度を気にすることなく、明確かつ明瞭なイメージを生成
- 単一スペクトルと複数スペクトルを別のスペクトルファイル形式でエクスポート
- より専門的な分析が必要な場合、WiRE では Mathworks® Matlab®* 形式などのさまざまなサードパーティのファイル形式でデータファイルを保存することが可能
- 出版物に使用できるよう高画質なベクタ形式のグラフィックとして、スペクトルとビューをコピーおよびエクスポート
*Mathworks および Matlab は Mathworks の登録商標です。