ラマン研究、ニュース、ケーススタディ
お客様の研究成果の紹介
レニショーの特集記事では、弊社のアプリケーションサイエンティストと世界規模の顧客ネットワークから寄せられたブログ、意見、研究資料を紹介しています。レニショーのラマンシステムをご利用の方で、弊社で紹介したい記事をお持ちの方は、弊社までご連絡ください。
最新記事
秦始皇帝陵博物院の文物保護修復部長を務める Yin Xia 博士は、テラコッタ像の保存と修復のために、inVia コンフォーカルラマンマイクロスコープを用いて色素を同定しました。秦の兵馬俑発見 50 周年を記念して、私たちは Xia 博士に、これらの古代遺跡の保存に関する洞察をうかがいました。
フランスの科学者たちは、遺跡から出土した炭化物の精査にラマン分光を使用してきました。そして、どの物質が何度で炭化したのかを断定できることを示しました。フランスのパリにあるノートルダム大聖堂で 2019 年に発生した火災の後、研究者たちはこの方法を応用して、屋根構造内で達した最高温度を断定しました。他にも、南フランスのブルニクェル洞窟内の炭化物を分析して、動物または植物の前駆体を明らかにしました。
英国のソールズベリーにあるストーンヘンジは、世界で最も建築的に洗練された先史時代の環状列石です。ストーンヘンジの謎を解明するにあたり、レニショーは、自社の Virsa™ ファイバーラマン装置を使用して、現場で祭壇石の分析を支援する特権を得ました。祭壇石は独特で、ストーンヘンジの他の主要青石と比較すると外観が異なります。目的は、ラマン分光と鉱物学を用いて、その石の起源を理解することでした。
炭素捕集用のナノ構造材料を調べるためにラマン分光がどのように使用されているかを紹介します。気候変動と二酸化炭素排出量増を受け、各国政府は大気中の二酸化炭素濃度を下げる新たな方法を模索しています。ここでは、炭素捕集用のナノ構造材料を調べるためにラマン分光がどのように使用されているかを紹介します。気候変動と二酸化炭素排出量増を受け、各国政府は大気中の二酸化炭素濃度を下げる新たな方法を模索しています。
近年、権威ある 2 つの地質学研究機関に設置されたレニショーのラマンマイクロスコープが、地球の下部マントルから採取した超深度ダイヤモンド包有物の非破壊分析に使用されています。ダイヤモンド包有物は、高圧下で形成された鉱物破片の元の構造と化学物質を保存している重要な化学的不活性容器です。
サーモグラフィマイクロスコープは、広い表面領域に高温ゾーンを効率良くマッピングできますが、高熱の微小領域を正確に特定できないという課題があります。この課題に対処するために、Quantum Focus Instruments (QFI) 社が、レニショーの Virsa ファイバーラマン装置を InfraScope と連結したところ、興味深いラマンサーモグラフィ結果が得られました。
ガラスの構造は、原子スケールでは過冷却液体に典型的なものですが、巨視的スケールでは、固体の機械的特性をすべて有します。ラマン分光は、ガラスの分析に適した強力な技術です。化学的および構造的情報を提供する上に非破壊的であり、サンプルの調製を必要としません。
農作物生産者は、雑草を抑え、水を節約し、大気物質による汚染を防ぐために、プラスチック製の多層フィルムを使用するのが一般的です。しかし、このフィルムはリサイクルしにくく、多層フィルム (MMF) 由来のマイクロプラスチックが広範囲の環境汚染をもたらす危険性があり、中国の広西大学と中国熱帯農業科学院の研究者たちが、ラマン分光を用いて、農業用多層フィルムに由来するマイクロプラスチックの割合を測定しました。
プロクター&ギャンブル社と、フラウンホーファー界面工学およびバイオテクノロジー研究所の研究者が、レニショー inVia コンフォーカルラマンマイクロスコープを使用してラマン分析および多変量分析を行い、バイオフィルムモデルで 2 つの歯肉下細菌種を予測して分離した研究についてまとめました。
Microscopy and Analysis 誌の 2022 年 1 月/2 月号にレニショーの記事が掲載されました。レニショーの Tim Smith が、最新のラマン分光器とってソフトウェア機能の重要性について述べた記事で、ラマン分光システムのソフトウェアが近年成し遂げた進化の過程と、ラマンシステムにもたらすメリットについて解説しています。
ラマン技術は、文化遺産の分析に理想的な技術です。レニショーの inVia コンフォーカルラマンマイクロスコープは内部空間が広々としており、物体をその場で調べることができ、非破壊でのサンプリングが可能です。
レニショーの inVia コンフォーカルラマンマイクロスコープのカスタマイズ構成が、さまざまな形状や組成を持つ文化財の分析に最適であることから、MCFP の分光器として採用されました。
ロンドン大学、王立獣医大学、チャリングクロス病院の研究者および臨床医で構成され、Riana Gaifulina 博士をリーダーとするグループが、軟骨の侵食度と変形性関節症の全体的な病状をラマン分光によって判断できることを証明しました。変形性関節症変性の早期発見と早期治療につながる可能性があります。
この博士論文では、データ収集方法としてラマン技術が採用されています。風切り羽に含まれるタンパク質の二次構造を高精度で分析できることが理由です。
どうすれば、外科医が 15 分以内に腫瘍組織と健康組織を正確に区別できるでしょうか。その答えは、ラマン分光を使用することです。
New Plasma Technologies 社では、レニショーの inVia コンフォーカルラマンマイクロスコープを使用して、コーティングの品質を管理し、加工法の改善に役立てています。その理由をご覧ください。
ウイスキーは規模の大きな産業です。科学的根拠に基づいて製品の真贋を客観的に証明できる方法を使って、偽造品や希釈/混合された製品を確実に識別できることは大きな意味を持ちます。本稿では、inVia ラマンマイクロスコープを用いて、各種ウイスキーを未開栓のボトルから分析し、その真贋を証明してきた方法を紹介します。
植物を観察し、起きている変化を検出することはとても重要で、目に見える症状が現れる前に見つけられるのが理想的です。そのためには、適切な分析技術が必要で、ラマン分光は、まさに最適な手段です。
CHUM 研究センターと Polytechnique Montreal (モントリオール工科大学) の研究者チームが、侵攻性の前立腺がんの検出率を上げる新技術を開発しました。
地質試料の分析を成功させるには、優れた分光分解能を持つ高感度のラマンシステムが欠かせません。私たちは、アンモナイト化石の分析によって StreamLine ラマンイメージングの真価を検証しました。
高度に進化した乳液である日焼け止めローションは、自然に対する人類の努力の賜物であり、究極の救世主です。そこで、inVia™ コンフォーカルラマンマイクロスコープを使用して、この強力なクリームの奥深くを覗いてみましょう。
ラマン分析では、同じように見えるよく似たインクタイプを区別する特異性を利用して、対象領域の非破壊的検査を短時間で行うことができます。偽造と疑われるものを識別するために、交差するインクの線を分析する方法をテストします。
ケミカルイメージングが、高度に実践的な物理環境で真に有用であるためには、さまざまな物体表面に対応できる汎用性と寛容性が必要です。ソーダ缶の側面に付着した指紋を分析することにより、ラマンイメージングの真価を問いました。
神経外科の現場で、遺伝的に異なる下位種の脳神経膠腫を識別するために、レニショーの RA816 生物学用分析装置が使用されました。手術中に腫瘍の遺伝子を理解することにより、医師は最善の手術戦略と治療戦略を立案することができます。これにより、患者の生存率と治療反応を改善できるかかもしれません。
チェコ科学アカデミーの研究者チームが、レニショーのラマン分光システムを用いて、ブドウ球菌を特定するための新たな方法をテストしており、感染症を速やかに診断および治療する道が切り開かれる可能性があります。
タイヤから河川に流れ込むゴムやプラスチックが下水の汚染に寄与している可能性はあるでしょうか。デンマークの科学者グループが、レニショーのシステムを使って調査しています。
2017 年 1 月、スイスのジュネーブで世界最軽量の機械式クロノグラフウォッチが発表され、グラフェンを使用して開発された画期的な複合材料が披露され、このプロジェクトの研究成果が発表されました。