最新情報
レニショーは、新機能の実装など、CARTO を定期的にアップデートしています。本ページに、最新版のソフトウェアの情報を記載しています。
Capture の主な特徴
バージョン 4.9 の機能
Capture: オフアクシスロータリ測定モード
オフアクシスロータリ測定モードは、XR20 を XL-80 または XM-60 と組み合わせて使って、オフアクシス測定をするためのモードです。なお、有償でのオプションです。
Capture: 真直度の測定精度改善
XM-60/XM-600 マルチアクシスキャリブレータによる真直度測定時にたびたび見られる空気の乱れや振動の影響を低減しました。また、動的データフィットモードで、軸を動かしながらより高密度な真直度データを取得できるようになりました。
実際の偏差を、より正確に描写できるようになっています。
Capture: 長距離測定に対応
XM-60/XM-600 マルチアクシスキャリブレータでの測定距離が無制限になりました。Capture にて動的データフィットモードでサブテストを定義し、パートプログラムを作成し、データを取得します。そしてサブテストのデータは、Explore で自動的にスティッチされて、解析に使用されます。
CARTO、サイレントインストールに対応
サイレントインストールのコマンドラインオプションを使うことで、CARTO を社内で分散インストールできる機能です。CARTO を社内ネットワークに簡単に組み込めるようになります。
Explore の主な特徴
Explore: 対象ポイントの測定
所望のポイントでの測定を行えないことも少なくありません。ハードウェアを取り付けたい場所に取り付けられなかったり、レーザービームが遮られたりします。Explore のオフセットリーディング機能を使うことで、レシーバから測定ポイントにかけての X、Y および Z のオフセットをソフトウェアに入力できます。そして取得したデータが、所望の場所での偏差になるよう再計算されます。
Capture および Explore: XR20 の対応
CARTO が Bluetooth 低エネルギーモジュール仕様の XR20 に対応しました。XR20 は CARTO 4.6 以上が対応しており、RotaryXL は非対応です。
Explore: 長軸計測用のデータスティッチ。
XM-60 または XL-80 で取得したデータをスティッチし、国際規格に沿って解析するためのデータスティッチ機能が Explore に搭載されました。この機能を使うことで、XM-60 のターゲットベースモードで取得したデータを簡単にスティッチして、長軸として解析できます。
また、ノイズの多い環境において XL-80 で取得した計測結果を小さいセクションに分割し、スティッチすることで、各セクションにおける環境要因の影響を低減し、全体としての計測精度を向上することができます。
Explore: 誤差の見える化
偏差の把握や、6 自由度の各自由度同士の関係の理解は、難しい場合があります。Explore では、測定した軸の偏差をアニメーションで見える化できる機能を実装しています。測定結果の理解を深めたり、個々の偏差の影響を見極めたりするのに、便利な機能です。
Explore: チャンネルフィルタリング
XM-60 テストに含まれる 6 個の誤差チャンネルをフィルタリングしてデータを .carto ファイルへエクスポートできるようになりました。ファイルのインポート後、フィルタリングを適用しておくとエクスポートしたファイルの中で選択したチャンネルが表示されます。
データの共有時に表示したい誤差チャンネルをカスタマイズできます。
Explore: CSV へのエクスポート
データをコンマ区切りファイル (CSV) 形式でエクスポートできます。データ 1 点でも複数でもエクスポート可能です。データの活用方法の幅が広がります。
Explore: XK10 の真直度および平行度解析
XK10 アライメントレーザーデータの解析が可能になり、Explore 内でデータ操作、補正、2 軸間の平行度測定ができるようになっています。また、PDF を出力してのデータ共有も可能です。なお、PDF に記載する内容はカスタマイズできます。
Compensate の主な特徴
Compensate: 工作機械の誤差補正
Mitsubishi M800 シリーズコントローラに対応しました。工作機械のネイティブ言語で空間補正ファイルを作成できます。機械ダウンタイムの短縮、利益の拡大、加工パフォーマンスの最適化を図れます。Siemens 840D は対応済みです。
Compensate の詳細
Compensate: 工作機械の誤差補正
Heidenhain iTNC 530 シリーズコントローラと Fanuc 30i シリーズコントローラに対応しました。工作機械のネイティブ言語でピッチ補正ファイルを作成できます。機械ダウンタイムの短縮、利益の拡大、加工パフォーマンスの最適化を図れます。Siemens 840D と Heidenhain TNC 640 は対応済みです。
Compensate: 工作機械の誤差補正
Heidenhain TNC 640 コントローラに新規対応しました。工作機械のネイティブ言語でピッチ補正ファイルを作成できます。機械ダウンタイムの短縮、利益の拡大、加工パフォーマンスの最適化を図れます。Siemens 840D は対応済みです。