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QE シリーズ無線通信システム

工作機械用次世代プローブ計測システム

QE シリーズは、レニショーの新世代センサーやスマートデバイスにも今後対応予定の通信プロトコルを実装した、RMI-QE 無線信号伝達式超コンパクトインターフェースなどから構成されます。

さらに、市場で主流として採用されている各種無線信号伝達式プローブも、電池寿命の改善、セットアップのシンプル化、リモート診断の実現といった面で大幅にアップデートしています。

QE シリーズの概要

工作機械内部の QE シリーズ

工具計測と工具折損検出

ワークのセットアップと寸法計測

RMI-QE 無線信号伝達式インターフェース

無線信号伝達式ツールセッター (RTS) を使うことで、多種多様な工具の長さ/径計測や折損検出を高速で行えるようになります。

ワークの自動セットアップと自動寸法計測のための高精度プローブ (RMP400RMP600)、標準精度プローブ (RMP40RLP40RMP60)、モジュラ式プローブを各種ご用意しています。

送信機、受信機そしてインターフェースとしての機能を兼ね備えたユニットです。最大で 4 個のレニショー製無線信号伝達式プローブの個別電源 ON や個別操作が可能です。

RMI-QE - デジタルな未来のための「つながる」インターフェース

RMI-QE は、加工環境下に設置される、送信機、受信機そしてインターフェースとしての役割を兼ねたユニットです。プローブからの信号を工作機械コントローラに対応した形式に変換します。

既存機種から 60% の小型化を実現した超小型設計により、多種多様な取付けが可能になっています。また、通信プロトコルを刷新し、将来リリースされるレニショー製新世代センサーやスマートデバイスとも問題なく使用できます。

幅広い取付け方法

RMI-QE 埋込み取付け
埋込み用ブラケット
RMI-QE 前留め/ケーブル後ろ出し
前留め/ケーブル後ろ出し
RMI-QE 前留め/ケーブル下出し
前留め/ケーブル下出し

RMI-QE レトロフィットブラケット
レトロフィットブラケット

安定したデータ通信がさらに進化

無数の無線信号が飛び交う環境でも安定して通信を行う QE シリーズの無線システムには、当社が業界に誇る周波数ホッピングスペクトラム拡散 (FHSS) 技術のアップグレード版が採用されています。プローブや受信機がお互いに同期しながらチャンネルからチャンネルへとジャンプする技術です。

プローブ計測システムそれぞれに、異なる周波数ジャンプパターンが割り振られます。そのため、人の手の介入が必要な場合もある他のプロトコルとは異なり、このレニショーシステムは Wi-Fi、Bluetooth®、電子レンジといった他の電波源や他のプローブの近くでも、または同じ環境下でも動作が可能です。

QE シリーズは、一般的に認められた 2.4GHz 周波数帯を使用しているため、主要なマーケットすべての電波規制に準拠しています。

業界トップクラスの電池寿命

© Adobe Images 430034772: Lithium ion battery starts recharging electric energy supply, fast charging technology concept

QE シリーズプローブでは、電子部品と無線通信を改善したことで最大 4 倍、RMI-QE インターフェースと使用時の平均的な使用で、最長 5 年となる業界トップクラスの電池寿命を達成しています。

製品のライフスパンにわたって消費する電池量の削減にもなり、環境負荷の軽減にもつながります。

Probe Setup アプリ

QE シリーズプローブ、Opti-Logic™ 技術で機能性向上

新たな Probe Setup アプリ上で Opti-Logic 技術を駆使することで、プローブのセットアップをスマートフォンで行えます。

アプリに表示された項目を選択し、プローブに送信します。ライトの点滅などを使い、セットアップ手順を簡素化しています。

Opti-Logic は、複数のプローブを同時にセットアップしたい場合などで、特に威力を発揮します。

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Probe Setup アプリを使ったプローブ設定の様子

プローブ計測を簡単にするソフトウェア

インストレーションマニュアル、ユーザーガイド、規格準拠についての情報は、こちらをご覧ください。