ブレード製造用ツールキット
レニショーではブレード検査工程として、REVO® システムのスイープスキャニングルーチンのプログラム作成には MODUS™ Blade planner の使用を、データ処理とブレード全体の解析には MODUS™ 測定ソフトウェアの使用を提案します。
MODUS™ Blade planner、SurfitBlade™ そして MODUS™ 測定ソフトウェアの機能を融合した Blade Toolkit は、一般的な測定技術では制限されてしまっていたエアフォイルコンポーネントの測定を可能にします。
従来のブレード検査方法では、断面数が制限されていました。一方、REVO 5 軸測定システムのスイープスキャニング技術なら、ブレード全体の測定と評価を高精度かつ高速で行って、無数の断面から接触式プローブ測定で高精度データを取得、そして解析ができます。
Blade Toolkit のラインナップ
Blade Toolkit の使用方法
最初のステップでは、MODUS Blade planner で衝突のない REVO 5 軸システム用スイープスキャンプログラムを自動生成します。このプログラムは、MODUS 測定ソフトウェアを使って三次元測定機で実行します。
スイープスキャンによって、エアフォイルの表面全体をカバーする正確な「ポイントクラウド」が作成されます。そして、MODUS のポイントクラウドセクショニング機能を使用して、任意の場所に断面を作成します。
完全なデータが保存されるため、再測定しなくても後で追加できます。
収集したデータのその後の処理方法としては、以下の 2 種類があります。
- 検査
MODUS で断面データを取得し、CAD モデルの設計要件と比較します。解析結果は MODUS Reporter で出力します。MODUS から PDF 文書を作成することも可能です。 - エンジニアリング
SurfitBlade でデータを処理し、完全な NURBS 面を作成します。空気力学解析や応力解析などにも使用できます。
