プログラミングとシミュレーション
オフラインでも三次元測定機経由でも使用できる、さまざまなプログラム作成機能を搭載しています。そして、これらの機能を、使い勝手のよいインターフェースが、測定における最も効果的な手法で補助します。
プログラミング概要
MODUS は、測定ルーチンをグラフィック表示する直感的なユーザーインターフェースと、幅広い三次元座標測定の機能を備えています。
ウィザード機能により、特別な技術がなくても一般的な測定を簡単に短時間でプログラミングできます。
主な特長
- タッチトリガー、3 軸と 5 軸スキャニング: MODUS では、すべてのレニショーセンサーを複数の測定モードで使用できます。連続スキャンパスにより、形状を正確に解析できます。
- 汎用的なパートプログラミング: CAD データからオフラインでプログラムを作成したり、三次元測定機のジョイスティックを使ったティーチモードでプログラムを作成したりできます。
- すぐに高度な測定が可能: ウィザード機能により最適な測定が簡易に実行できるため、短時間でのプログラミングが可能です。また、自動でエラーを復旧するロジックを搭載しています。
- パーツアライメント: 単純な 3-2-1 (面-線-点) による設定から、ベストフィットなど複雑なアライメントまで対応しています。
- 測定点から自動的に形状を認識し、定義、測定あるいは作成したすべての形状に対しラベル付き CAD を作成します。
- リアルタイムのグラフィックレポートにより、測定結果を直ちに自動ページレイアウトで表示します。
- ヘッド角度の自動算出
- より自由に使用するために、Microsoft® Visual Basic スクリプトを用いたプログラミングが可能です。
オフラインプログラミングとシミュレーション
三次元測定機の実機上でのプログラミング中は、測定作業を実行できません。MODUS の充実したオフラインプログラミング機能により、三次元測定機による測定の前にプログラムの作成やシミュレーションを実行できるため、測定機のダウンタイムを大幅に削減できます。
オフラインプログラミング機能
プログラムの即時作成
測定点をファイルからパートプログラムに直接インポートして、すぐに変更できます。測定点は、位置でソートしたり、最も近い CAD 表面へスナップや配置したりできます。また、グラフィックユーザーインターフェースを用いて簡単に編集できます。プログラミングの大幅な効率化と時間短縮につながります。
REVO 5 軸測定
MODUS は、ヘリカルスキャン、カーブスキャン、スイープスキャンなど、独自の 5 軸測定をサポートするウィザードを用いたコマンドを備えています。
フルシミュレーション
MODUS は、部品のモデル、治具や三次元測定機の環境を把握して、5 軸スキャンを含むすべての測定をシミュレートします。