プローブ信号伝達技術
オプチカル信号伝達式
オプチカル信号伝達式は、赤外線を介してプローブとインターフェース/コントローラ間の通信を行う方式です。プローブが機械制御信号を受信し、ステータス信号を送信します。オペレーティングモードのときは、バッテリステータスなどのプローブ情報を受信機に送信します。
レニショーのシステムでは、モジュレーテッド信号伝達式が採用されているため、外部光源からの光干渉を遮断して高信頼性を確保しています。
オプチカル信号伝達式では、プローブと受信機間の直線見通しを確保する必要があるため、複雑な治具のない小型～中型の工作機械での使用に最適です。
平均的な通信可能距離は 6m です。
無線信号伝達式
無線信号伝達式では、プローブからインターフェースユニットに無線で信号を伝達します。レニショーの無線信号伝達式では、信号が所定の周波数帯内のチャンネルを「ホッピング」し、周囲機器からの干渉を避けます。また、独自の識別子が組み込まれているため、複数のシステムを隣接して使用できます。レニショー無線信号伝達式プローブは、分類としては短距離通信装置であり、無線ライセンスが不要となる要件を満たしています。
無線信号伝達式では、オプチカル信号伝達式で必要な「直線見通し」を確保する必要がないため、5 軸マシニングセンターや複雑な治具を装着する大型の工作機械などに最適です。
平均的な通信可能距離は 15m です。
ReniKey
複数の、無線信号伝達式の工具計測システムやプローブをマッチングする際には、ReniKey の使用を推奨します。
RMI-Q サポートソフトウェア (レニショーパーツ No. A-5687-5000) は、最寄りのレニショー代理店またはオフィスからお求めいただけます。本ソフトウェアには、主要な CNC 工作機械コントローラ専用の ReniKey マクロサイクルが付属します。また、大半の CNC 工作機械コントローラに対応する汎用的な ReniKey マクロサイクルもあります。詳細については、こちらを参照してください。
無線信号伝達式の詳細については、参考文献をご覧ください。
