工具折損検出システム
当社が展開するレーザー式工具折損検出システムについてご覧ください。
高速、高精度で安定した工具折損検出
折損した工具を検出できるかどうかは、スクラップや再加工、ダウンタイムを減らすうえで重要な要素です。高速で安定した工具折損検出を行えるリーズナブルなシステムが TRS2 です。
TRS2 には、レーザーの反射を解析し、工具の損傷を検査する Toolwise™ テクノロジーを採用しています。非接触システムのため、検査時に工具が損傷するリスクがありません。ミリメーター以下の小径工具でも折損の検出が可能です。
レーザーの送光部と受光部がひとつのユニットにまとめられているため、立形でも横形でも、複合機にでも簡単に取り付けられます。
また、斜めに取り付けることもできるため、工具交換後にテーブルに向かう途中に検査することもでき、無駄な移動時間をなくすことができます。
機械の運転コストを基にした詳細なコスト分析をした結果、初年度で 15 万ユーロ以上のコスト削減となることがわかっています。その理由としては、工具のチェックという加工に直接充てられなかった時間のほとんどを今度は、実際のコンポーネントの加工時間に充てられるようになったからです。TRS2 数台の導入に費やした初期投資を、わずか 5 か月で回収することができました。
SAME DEUTZ-FAHR 社 (イタリア)
TRS2 を使ったリアルタイムの工具折損検出
加工サイクルを自動化するには、工具折損と工具計測を短時間かつ高精度に完了できる必要があります。
加工中に工具が折れると、ダウンタイムが生まれたり、ワークが損傷したり、機械そのものが損傷したりしてしまうおそれがあります。
TRS2 があれば工具の状態を短時間で判別できます。折損が検出されると、TRS2 からアラームを出力させ、工具交換を行えるため、工具チェックにかかる非生産的な時間を極力短くできます。
特に自動車や半導体といった産業で重要な要素です。