ナビゲーションのスキップ

ATOM DX™ 光学式インクリメンタルエンコーダシリーズ

ATOM DX は、レニショー最小の光学式インクリメンタルデジタルエンコーダです。位置フィードバック、内挿分割処理、オプチカルフィルタ機構を、超小型パッケージに集約しています。パフォーマンスを落とさずに省スペース性が求められるような用途の多くに適します。

小さくてもハイパフォーマンス

ATOM DX は、ATOM™ に搭載されている、市場での高い実績を誇る光学エレクトロニクスをベースに開発されており、レニショーの高性能内挿分割技術を搭載しています。システムを小型化できる、アダプタやインターフェースを別で用意する必要がない、といったメリットがあります。

ATOM DX にはセットアップ LED が搭載されており、他製品にも採用されているオートキャリブレーションルーチンにもとづいた直感的でシンプルな取付けを行えるため、箱から出してそのまま取付け可能です。ADTpro-100 と ADTi-100 を使用できるため、詳細なエンコーダ情報を取得して、取付け状態の最適化や現場でのトラブルシューティングを簡単に行うことができます。

幅広い要件に対応できるようさまざまなリニアスケール、パーシャルアークスケールやロータリスケールと使用できます。ケーブルタイプと上面接続タイプがあり、20µm または 40µm ピッチのスケールと使用します。

各種技術資料もご覧ください。

ATOM DX インクリメンタルエンコーダの概要

測定したい動作の種類

リニア

スケールタイプスケール名精度

スケールピッチ

熱膨張率 (20℃時)

長さ

ステンレススチールテープ

RTLF リニアスケール

RTLF

20µm: ±5µm/m

40µm (高精度): ±5µm/m
40µm: ±15µm/m

20µm/40µm約 10.1±0.2µm/m/℃最長 10m (10m 超も対応可)

ガラススケール

RCLC リニアスケール

RCLC


±3µm/m20µm/40µm約 8µm/m/℃最長 130mm

スリムステンレススチールテープスケール

RKLC リニアスケール

RKLF-S

20µm: ±5µm/m

40µm (高精度): ±5µm/m

40µm: ±15µm/m

20µm/40µm

機材の熱膨張率と同じ (両端をエンドクランプで機材に固定時)

最長 10m (10m 超も対応可)

パーシャルアーク

スケールタイプ

スケール名

精度

スケールピッチ

熱膨張率 (20℃時)

最大スケール長

スリムステンレススチールテープ

RKLC パーシャルアークスケール

RKLF-S

±15µm/m


40µm

10.1±0.2µm/m/℃

最長 10m (10m 超も対応可)



ロータリ

スケールタイプ

スケール名

目盛精度

スケールピッチ

熱膨張率 (20℃時)

ディスク外径

ガラスディスク

RCDM ディスク

RCDM

±0.5µm (ø100mm 以下のディスク)

±0.7µm (ø100mm 超のディスク)


20µm/40µm約 8µm/m/℃17mm~108mm

CENTRUM™ ステンレススチールディスク

CENTRUM™ ディスクスケール

CSF40±0.5µm40µm

15.5±0.5µm/m/℃

取付け方法:

ねじ: 38.4mm~120mm

クランプ: 31mm~120mm

他のサイズについては、お問い合わせください。

主な特長

小型化のイメージ

超小型リードヘッド

高さわずか 7.85mm で狭いスペースにも最適です。また、ケーブルタイプや上面接続タイプもご用意しております。

速度計のイメージ

高速動作

最高速度 20m/s を誇り、そして各種高速内挿分割処理に対応します。

周期誤差のイメージ

速度制御

当社最新の内挿分割技術が、周期誤差を抑える最新の信号処理アルゴリズムとともに搭載されています。

レニショーさんのエンコーダのおかげで、システムを簡単に構築することができるようになりました。今までは ATOM ばかり採用していましたが、最近は ATOM DX を採用しています。

Lasing Microsystem 社 (スペイン)

高度診断ツール (アクセサリ)

レニショーの光学式エンコーダは、リードヘッドのセットアップ LED を目安にすることで取り付けられますが、取り付けにくい場面では、高度診断ツールが便利です。高度診断ツールからはエンコーダのリアルタイムデータを取得でき、トラブルシューティングの場面でも役に立ちます。

ATOM DX は、ADTpro-100 と ADTi-100 に対応しています。

ADTi-100 と ADTpro-100

ADTpro-100 には以下のような特徴があります。

  • 手持ちタイプのスタンドアロン診断ツールで、PC などは不要です。
  • カラーのタッチスクリーンを搭載しています。
  • プラグ&プレイで簡単に使えて、システムのセットアップやキャリブレーションに役立ちます。
  • ADT View と接続すれば、エンコーダのデータを保存できます。また、ADTpro-100 の更新は ADT View を介して行います。

ADTi-100 には以下のような特徴があります。

  • ADT View と接続、通信できます。
  • 取付けや診断が難しい場合に役に立つ、エンコーダのさまざまなデータをリアルタイムで取得できます。
  • システムのセットアップ、キャリブレーション、軸のフルストロークの信号強度最適化に役立ちます。
  • 各位置での信号強度などのデータを保存できます。

ADTpro-100 も ADTi-100 も、どちらもスタンドアロンでもインライン (リードヘッドとコントローラの間に接続) でも使用できます。

他のオープンタイプ光学式エンコーダもご覧ください。