VIONiC™ 光学式インクリメンタルエンコーダシリーズ
VIONiC は、レニショーがラインアップするオープンタイプ光学式インクリメンタルエンコーダの中で最も高性能を誇るエンコーダシステムです。優れた測定性能、高速性、高信頼性、デジタル信号の触接出力が特徴です。
モーションコントロールを上のレベルに
VIONiC リードヘッドには、市場での高い実績を誇るレニショーのオプティカルフィルタ機構と高度内挿分割技術が組み込まれています。この機構と技術により、超低周期誤差と汚れに対する優れた耐性を実現し、追加アダプタや個別インターフェースが不要になっています。
また、VIONiC リードヘッドは、低熱膨張率の ZeroMet™ スケールから高精度 REXM リングまで、さまざまなリニアスケール、パーシャルアークスケール、ロータリスケールに対応します。汎用性、優れた測定パフォーマンスを求めるのであれば、VIONiC をお選びください。また、直感的に使用できる自動キャリブレーションモードが搭載されているため、VIONiC リードヘッドの取付けは簡単です。
ADTpro-100 と ADTi-100 を使用できるため、詳細なエンコーダ情報を取得して、取付け状態の最適化や現場でのトラブルシューティングを簡単に行うことができます。
各種技術資料もご覧ください。VIONiC インクリメンタルエンコーダの概要
測定したい動作の種類
リニア
スケールタイプ | スケール名 | 精度 | スケールピッチ | 熱膨張率 (20℃時) | 長さ |
ステンレススチールテープ
| RTLC20 | ±5µm/m | 20µm | 10.1±0.2µm/m/℃ | 最長 10m (10m 超も対応可) |
ステンレススチールテープスケール
| RTLC20/FASTRACK™ | ±5µm/m | 20µm | 10.1±0.2µm/m/℃ | 最長 10m (10m 超も対応可) |
ZeroMet™ スケール
| RELM20、RELE20 | ±1µm (1m 以下)、±1µm/m (1m 超) | 20µm | 0.75±0.35µm/m/℃ | 最長 1.5m |
ステンレススチールスケール
| RSLM20、RSLE20、RSLC20 | ±1.5µm (1m 以下)、±2.25µm (2m 以下)、±3µm (3m 以下)、±4µm (5m 以下) | 20µm | 10.1±0.2µm/m/℃ | 最長 5m |
スリムステンレススチールテープスケール
| RKLC20-S | ±5µm/m | 20µm | 機材の熱膨張率と同じ (両端をエンドクランプで機材に固定時) | 最長 20m (20m 超も対応可) |
パーシャルアーク
スケールタイプ | スケール名 | 精度 | スケールピッチ | 熱膨張率 (20℃時) | 長さ |
スリムステンレススチールテープ
| RKLC20-S | ±5µm/m | 20µm | 10.1±0.2µm/m/℃ | 最長 20m (20m 超も対応可) |
ロータリ
スケールタイプ | スケール名 | 精度 (リング直径に依存) | スケールピッチ | 熱膨張率 (20℃時) | リング直径 |
ステンレススチールリング
| RESM20、REST20 | 目盛精度: ±3.97~±0.38arc 秒 | 20µm | 15.5±0.5µm/m/℃ | 52~550mm |
超高精度ステンレススチールリング
| REXM20、REXT20 | 取付け精度: (直径≥100mm)±1arc 秒 | 20µm | 15.5±0.5µm/m/℃ | 52~417mm |
主な特長
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超低周期誤差
高度な内挿分割技術により、レニショー光学式エンコーダの中でも最小の、周期誤差 <±15nm を達成しています。
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高速動作
最高分解能 2.5nm、最高クロック周波数 50MHz、最高速度 12m/s を誇り、分解能 0.1µm で最高 3.63m/s で動作可能です。
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高度診断ツール
エンコーダの取付け状態の最適化や現場でのトラブルシューティングに活用できるデータを取得できます。
高度診断ツール (アクセサリ)
レニショーの光学式エンコーダは、リードヘッドのセットアップ LED を目安にすることで取り付けられますが、取り付けにくい場面では、高度診断ツールが便利です。高度診断ツールからはエンコーダのリアルタイムデータを取得でき、トラブルシューティングの場面でも役に立ちます。
VIONiC は、ADTpro-100 と ADTi-100 に対応しています。
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ADTpro-100 には以下のような特徴があります。
- 手持ちタイプのスタンドアロン診断ツールで、PC などは不要です。
- カラーのタッチスクリーンを搭載しています。
- プラグ&プレイで簡単に使えて、システムのセットアップやキャリブレーションに役立ちます。
- ADT View と接続すれば、エンコーダのデータを保存できます。また、ADTpro-100 の更新は ADT View を介して行います。
ADTi-100 には以下のような特徴があります。
- ADT View と接続、通信できます。
- 取付けや診断が難しい場合に役に立つ、エンコーダのさまざまなデータをリアルタイムで取得できます。
- システムのセットアップ、キャリブレーション、軸のフルストロークの信号強度最適化に役立ちます。
- 各位置での信号強度などのデータを保存できます。
ADTpro-100 も ADTi-100 も、どちらもスタンドアロンでもインライン (リードヘッドとコントローラの間に接続) でも使用できます。
他のオープンタイプ光学式エンコーダもご覧ください。