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QUANTiC™ 光学式インクリメンタルエンコーダシリーズ

QUANTiC は、デジタル出力タイプとアナログ出力タイプの両方をラインナップしたオープンタイプ光学式インクリメンタルエンコーダです。信頼性、高速測定、簡単取付けが特徴です。
*1m のケーブルのリードヘッドの場合

ものづくりのための設計

QUANTiC エンコーダシステムは、コンパクトで耐環境性の高い、オープンタイプの光学式インクリメンタルエンコーダです。取付け公差が広いため使いやすく、またキャリブレーションすることで、公差をさらに広くできます。

QUANTiC リードヘッドにはデジタル出力バージョンとアナログ出力バージョンとがあります。いずれも、リニアシステム仕様とロータリシステム仕様をご用意しています。最高速度は 24m/s を誇ります。

ADTpro-100 と ADTi-100 を使用できるため、詳細なエンコーダ情報を取得して、取付け状態の最適化や現場でのトラブルシューティングを簡単に行うことができます。

各種技術資料もご覧ください。

QUANTiC インクリメンタルエンコーダの概要

測定したい動作の種類

リニア

スケールタイプ

スケール名

精度

スケールピッチ

熱膨張率 (20℃時)

長さ

ステンレススチールテープ

RTLC リニアスケール

RTLC40


40µm (高精度): ±5µm/m
40µm: ±15µm/m

40µm


10.1±0.2µm/m/℃


10m (10m 超も対応可)


ステンレススチールテープスケール

RTLC FASTRACK リニアスケール

RTLC40/FASTRACK™40µm (高精度): ±5µm/m
40µm: ±15µm/m
40µm

10.1±0.2µm/m/℃

最長 10m (10m 超も対応可)

スリムステンレススチールテープスケール

RKLC リニアスケール

RKLC40-S、RKLC40H-S

40µm (高精度): ±5µm/m
40µm: ±15µm/m
40µm

機材の熱膨張率と同じ (両端をエンドクランプで機材に固定時)

最長 20m (20m 超も対応可)

パーシャルアーク

スケールタイプ

スケール名

精度

スケールピッチ

熱膨張率 (20℃時)

長さ

スリムステンレススチールパーシャルアークスケール

RKLC パーシャルアークスケール

RKLC40-S

40µm: ±15µm/m40µm

10.1±0.2µm/m/℃

20m (20m 超も対応可)

ロータリ

スケールタイプ

スケール名

目盛精度 (リング直径に依存)

スケールピッチ


熱膨張率 (20℃時)

リング直径

ステンレススチールリング

RESA ロータリスケール

RESM40


±3.97~±0.38arc 秒

40µm


15.5±0.5µm/m/℃


52~550mm

主な特長

簡単取付けのピクトグラム

取付けと調整が簡単

優れた測定パフォーマンスと広い取付け公差を両立しています。取付け時間やセットアップ時間が短縮するため、コスト削減につながります。

信頼性のイメージ

汚れたスケール上でも確実に位置を測定

信号フィルタリング機能によって非ハーモニック信号周波数が低減されるため、スケールにほこりや汚れがあっても、周期誤差と信号レベルの変化が抑えられます。

速度計のイメージ

高速動作

最高速度は 24m/s を誇ります。

パーツを迅速かつ簡単に取り付けられることが、納期を守るための大事な条件のひとつであることは間違いありません。QUANTIC エンコーダは取付け公差が広いため、速やかに取り付けることができます。また、リードヘッドのセットアップ LED の色から、信号強度が十分か、取付けに問題がないかを速やかに判断できます。時間もコストも節約できますし、自信を持って作業を進められます。

KOVERY 社 (韓国)

高度診断ツール (アクセサリ)

レニショーの光学式エンコーダは、リードヘッドのセットアップ LED を目安にすることで取り付けられますが、取り付けにくい場面では、高度診断ツールが便利です。高度診断ツールからはエンコーダのリアルタイムデータを取得でき、トラブルシューティングの場面でも役に立ちます。

QUANTiC は、ADTpro-100 と ADTi-100 に対応しています。

ADTi-100 と ADTpro-100

ADTpro-100 には以下のような特徴があります。

  • 手持ちタイプのスタンドアロン診断ツールで、PC などは不要です。
  • カラーのタッチスクリーンを搭載しています。
  • プラグ&プレイで簡単に使えて、システムのセットアップやキャリブレーションに役立ちます。
  • ADT View と接続すれば、エンコーダのデータを保存できます。また、ADTpro-100 の更新は ADT View を介して行います。

ADTi-100 には以下のような特徴があります。

  • ADT View と接続、通信できます。
  • 取付けや診断が難しい場合に役に立つ、エンコーダのさまざまなデータをリアルタイムで取得できます。
  • システムのセットアップ、キャリブレーション、軸のフルストロークの信号強度最適化に役立ちます。
  • 各位置での信号強度などのデータを保存できます。

ADTpro-100 も ADTi-100 も、どちらもスタンドアロンでもインライン (リードヘッドとコントローラの間に接続) でも使用できます。

他のオープンタイプ光学式エンコーダもご覧ください。