工作機械用プローブのための ACS-1 複合基準球
プローブのキャリブレーションから手作業を一掃し、高い精度と一貫性、信頼性を確保。ACS-1 複合基準球の概要とメリットについてご紹介いたします。
ACS-1 を使った工作機械用プローブのキャリブレーション
CNC 工作機械用の主軸プローブには、極めて高い繰り返し精度を持たせることができます。ですが、そのパフォーマンスは正確なキャリブレーションを行えるかにかかっています。
キャリブレーションを手作業で行っていては、時間がかかりすぎてしまいます。また、ミスしやすく、プローブの計測にも影響が出てしまいかねません。ACS-1 を使ったキャリブレーション作業なら、手作業がなくなるため、工作機械上での計測精度を最大限まで高められます。
ACS-1 にはロック機構が搭載されています。この機構があることで、高精度ブロックゲージやすきまゲージがなくても正確なキャリブレーションを行えるようになっています。
- 高い繰り返し精度 - ブロックゲージやすきまゲージがなくても高い繰り返し精度を確保可能。
- 短時間キャリブレーション – プローブ長とスタイラス球径を数分でキャリブレーション可能。
- 生産性の向上 - キャリブレーション作業からヒューマンエラーがなくなることで、時間やコストの節約に。
ACS-1 の動作
ACS-1 は本体のマグネットベースで工作機械テーブルかチャックに取り付けます。テストバー (または長さ既知の工具) でプランジャを任意の位置まで押し下げ、プランジャをロックして、基準面を確立します。
キャリブレーションディスク (プランジャの上面) でプローブ長をキャリブレーションします。スタイラス球径のキャリブレーションは基準球で行います。基準球は、機械構成に応じて位置を使い分けることができます。
ACS-1 を使ったキャリブレーションの詳細については、サポートライブラリをご覧ください。